竜王伝説 -6 西の森-
※ネタバレを含みます、ご注意ください!
トロロークの襲撃で、アル=ソアはタムからアオサギの剣を受け取っています。このアオサギの剣、これからの話に色々絡んでくる重要なアイテムです。RPGだと「ジャララララーン♪アル=ソアは伝説のアオサギの剣を手に入れた!」ってやつです。
トロロークに襲われて傷ついたパパを荷台に乗せ、必死に村へ連れて行くアル=ソア君。パパのタムは高熱にうなされて、ずっとうわ言を言っています。
生命の木がー、とか、トロロークの群れがー、とか、ケーリエンがー、とか。
後から出てきますが、とある種族から生命の木という貴重な木が友好の印にケーリエンに贈られ、それなのに馬鹿レイマン王がその木を切り倒しちゃったんですね。
それが発端で昔、戦争が起こりました。
今となっては生命の木なんておとぎ話レベルです。
しかし、田舎者のタムがなんでこんなこと知っているんでしょうね。アオサギの紋章の剣を持っているし、やはり主人公の父ともなれば、特別な要素がありますね。
そして、アル=ソア君はタムのとんでもないうわ言を聞いてしまいます。戦地で産み落とされ凍えていた赤ん坊を拾ったのだと。タムの妻カリは子供を欲しがっていたのだと。
大ショックのアル=ソア君。寒空の下、薄着のまま凍えながら、それでもタムを必死にエモンズ・フィールドまで運ぶのでした。