jaru’s diary

はじめまして、jaruです。しばらくは時の車輪の感想文を載せていこうかなと思っています。平日に更新しています。

竜王伝説 -14 宿屋〈雄鹿と獅子〉

※ネタバレを含みます、ご注意ください!


アル=ソア達はベイロンの宿でしばしの休息を取ります。宿屋ではいろんな情報が入ってきます。まずロゲインという偽の竜王の話。男性で絶対力を使える者は稀ですが、たまに現れて竜王と名乗りをあげることがあります。竜王の説明がまた難しいのですが、本物の竜王は闇王を倒せる存在です。でも、はるかはるか昔の竜王テラモンは頭おかしくなって全界を滅ぼしてしまった存在ですから、そもそも竜王自体よく思われてないのですね。しかも竜王と名乗りをあげてもほぼ100パーセント偽物の扱いを受けます。だってテラモン以来、何千年も本物はいないのですから。そして竜王が現れると竜王を信仰する者たちと、それに対抗する者が必ず戦争を起こします。

今回は偽の竜王ロゲインがギールタンで戦争を起こし、ロゲインの軍勢が勝利したそうです。負けたのは誰?っていうのが読み取れません。

さて、そんな宿屋での夜、アル=ソアは夢で闇王バ・アルザモンに対面します。この物語では夢は単なる夢と違い、色んな世界をつなぐ重要な意味を持っています。アル=ソアは闇王に狙われているから、トロロークやらミルドラルがその使いとして追いかけてくるわけですね。闇王はアル=ソアに「どこにいても見つけ出す」と脅しをかけてきます。アエズ・セダーイに利用されているだけだぞ、と揺さぶりもかけてきます。まさに悪夢です。