jaru’s diary

はじめまして、jaruです。しばらくは時の車輪の感想文を載せていこうかなと思っています。平日に更新しています。

竜王伝説 −47 さらなる時の車輪の伝説 前編−

※ネタバレを含みます、ご注意ください!

 

今回はアルゲマー公から教えてもらったランの生い立ちについて紹介します。

それ以外の話は後編で!


ランはマルキア王国の最期の国王、その名はアル=ラン・マンドラゴンです。父はマルキア王国国王アル=アキア・マンドラゴン、母は王妃エル=レアンナです。

そして国王アル=アキアにはレイン・マンドラゴンという弟がいました。そしてレインの妻はブリュイアンです。

かつてマルキア王国はファル・ダーラの北にあり、トロローク達の侵入を防いでいました。ファル・ダーラからするとありがたい存在だったことでしょう。(ファル・ダーラの人がランに敬意を表するのはこのためだと予想します)

国王アル=アキアは立派な王だったようで、それにレインの妻のブリュイアンが嫉妬します。そして当時英雄で貴族だったフェアハートという男と手を組んで、国王アル=アキアを貶めようとするのですね。このフェアハート、実は闇の信徒でした。おそらくブリュイアンの虚栄心を煽ってうまいこと操ったのだと思います。

ブリュイアンは自分の息子アイサムにいずれ王位を継がせるため、国王アル=アキアとフェアハートのどちらを王に決めるかの選挙をします。しかし、アル=アキアの圧勝でした。

そこでフェアハートやレインは無謀なトロロークとの戦いにのぞみ、レインは戦死します。ブリュイアンもアイサムを連れて逃げますが、おそらく死んだでしょう。

フェアハートとアル=アキアは最後に決闘を行い、フェアハートは殺されます。しかしもうトロロークは抑えられず、アル=アキアとエル=レアンナはランを幼いランを逃すのが精一杯でした。マルキア王国(七つの塔があったので七つの塔とも呼ばれる)はこうして滅び、治める国もないランだけが残ったのでした。そのためランは無冠の国王と呼ばれています。

・・・ラン様、国王様だったのね。生い立ちが不幸すぎるわ。

さて、この説明の中で「アル=」とは王とい意味があると出てくるのですが、それではアル=ソアは?と思うのです。竜王様の王なのでしょうか。