竜王伝説 −48 大荒廃地−
※ネタバレを含みます、ご注意ください!
ここで位置関係について説明しておきます。この世界の北側は大荒廃地といい、人は住んでいません。大荒廃地には闇王が囚われているシャヨル・グールがあり、トロロークがうようよいます。その北の境界線にあるのがシエナール国で、アルゲマー公が治めるファル・ダーラはシエナール国の一都市ということになります。
アル=ソアたちが大荒廃地に差し掛かると、周りの風景は一変します。闇王に毒されて植物が異様な見た目です。吐き気がする匂いを発していて、触ると猛毒らしいです。いよいよヤバイところにやってきましたね。
道中、エグウェーンは自分がアエズ・セダーイになったら、アル=ソアが護衛士になってくれればいいのにと言います。たしかにそうすれば、二人は一緒にいられますよね。しかしアル=ソアは「アル=ソアとエグウェーンは望んだ形では結ばれない」というミンの予言を思い出しています。
その夜、ナイニーヴが突然ラン様に愛の告白をします。(回りくどくてわかりにくいのですが、ラン様王様だったのね、私は賢女ですがそばにいたい、とのこと)えー、ナイニーヴいつから好きだったの??シャダー・ロゴスからのモイレイン、ラン、ナイニーヴの三人旅のとき、散々ランに文句を言ってたはずなのに、ラン様の生い立ちを聞いたら急にぐらっときちゃったんですかね。しかし、ランは自分にあるのは剣だけだ、と断ります。プライドの高いナイニーヴがふられちゃいましたよ、しかもその様子をこっそり見てしまったアル=ソアくんなのでした。
しかしこんな大変な時に、みなさん色恋沙汰が多いですね。