聖竜戦記 −40 女奴隷 後編−
※ネタバレを含みます、ご注意ください!
さて、ショーンチャン人に捕まってしまったエグウェーンです。エグウェーンは銀でできたエイ=ダムという首輪をつけられて拘束されています。エイ=ダムは首輪と腕輪が鎖でつながっており、その腕輪側をレンナというショーンチャン人がつけています。このエイ=ダムを取り付けられると、完全な主従関係となり、エグウェーンは抵抗することはできません。
ひたすらエイ=ダムをとおして痛めつけられるエグウェーン。めちゃくちゃ痛いのに、体には傷一つできません。エグウェーンはレンナに絶対力をふるうように強制されます。そういえば、ドモン船長が出会ったエギアニンというショーンチャン人も、ダマネを連れていて攻撃に使っていました。ショーンチャン人は絶対力を使える女はけがわらしく、女奴隷として扱うのが当然と思っています。
エグウェーンは拷問の末、ぼんやりとミンを見つめています。ミンは絶対力が扱えないので、ダマネとして繋がれることは免れました。このエイ=ダムは絶対力が使えない者には拘束の効果がありません。
リアンドリンと共謀しているシュロス様と呼ばれる女は逃げたナイニーヴたちを探しています。そして、逃げおおせたナイニーヴとエレインはファルムを目指すようです。しかし、アエズ・セダーイというのは嘘はつけないはずなのに、リアンドリンは嘘をつきました。もう黒アジャ確定です。そしてシュロス様もリアンドリンと組んでいるところからすると、おそらく闇の信徒です。はやくかわいそうなエグウェーンを助けてあげてほしいです。