jaru’s diary

はじめまして、jaruです。しばらくは時の車輪の感想文を載せていこうかなと思っています。平日に更新しています。

神竜光臨 −38 槍の乙女たち−

※ネタバレを含みます、ご注意ください!

 

ティアに向かうエグウェーンたち三人は乗っていた船が座礁して、仕方なく徒歩でジュリーン村を目指しています。

そこでアイール人の槍の乙女、アビエンダに出会います。ショーンチャン人にダマネ(女奴隷)にされた経験のあるエグウェーンは誰よりも警戒しているようです。相手が女だからって信用できません。

アビエンダはこれからずっと登場する重要人物です。青緑の目に赤毛で、今は髪を短く切っています。エグウェーンたちの蛇の指輪をみてアエズ・セダーイだと思ったようです。アエズ・セダーイは大抵嫌われていますが、表向きは敬意を表される相手です。

このアイール人というのはとても変わった風習、考え方をする人たちでなかなか理解が難しいです。槍の乙女とは、アイール人のいわば女戦士の集まりなので、槍とともに生きると誓ったものたちです。女相手には危害を加えないようです。また姉妹という考え方が独特で、 本当の姉妹ではない相手と姉妹の契りを交わしたりします。その場合、夫を共有するようですね。まぁ、アイール人のことは一生理解できません。会話の中に賢者になるものはルイディーンに行くとか、かつてのアエズセダーイは禍いの炎を使っていたとか、結構重要なことを話しています。

そんな槍の乙女の一人が瀕死の怪我をしているようで、ナイニーヴが絶対力で治療します。ナイニーヴは賢女だったので、やはり治療が得意のようです。