jaru’s diary

はじめまして、jaruです。しばらくは時の車輪の感想文を載せていこうかなと思っています。平日に更新しています。

聖竜戦記 −19 竜王の短剣の陰で−

※ネタバレを含みます、ご注意ください!

 

アル=ソアはセリーンと一緒にいます。ヴァーリアの角笛を見つけたらイングター卿に渡してしまうの?大いなる栄光が手に入るのに・・とアル=ソアを誘惑します。このままセリーンと一緒にいたらずっと手のひらの上でアル=ソアが転がされることになりそうですね。

そして近くにフェインがいそうだと嗅ぎ師のヒューリンが報告してきます。さぁ、角笛とマットの短剣の奪回です。そんな中、「あぁー、ケーリエンの貴族のセリーンと羊飼いの俺とじゃ・・、でもなんか誘われている気がするしー」とか考えているアル=ソアくん。おバカですねぇ。決してエグウェーンのことを忘れたわけじゃないんでしょうが、近くに女の人がいるとそっちに心を奪われてしまうという、若い男の悲しい性の描写です。

ちなみにヒューリンはセリーンの護衛をしていますので、奪い返しに行ったのはアル=ソアとロイアルです。トロロークたちの野営に忍び込み、あっさり角笛の入った箱と短剣を見つけます。二人は箱と短剣を持って逃げます。異変に気付いたフェインが「なくなった、なくなったぞーー!!アル=ソアだー!!」と騒ぎ出します。(指輪を奪われたゴラムみたいw)

角笛と短剣をセリーンの元まで持ち帰ると、アル=ソアはこれをシエナール国のアルゲマー公のところまで届けるつもりと言います。でも、セリーンにシエナールよりケーリエンの方が近いとか、角笛を持っているのは危険だとかそそのかされてしまいます。

短剣は直接運ぶのは危険ということで、角笛の箱の中にセリーンがしまってしまいました。この箱、だれでも開けられるわけではなく、だからこそフェインも自分が角笛を吹けなかったのです。セリーンは絶対普通じゃないですね。