聖竜戦記 −49 ほんとうの意味 後編−
※ネタバレを含みます、ご注意ください!
ファルムでの戦いが終わり、竜王と崇められるようになったアル=ソアくんです。エグウェーン、ナイニーヴ、エレイン、ヒューリン(ヴェリンも)はファルムを発っていました。
アル=ソアの周りに人が集まってきます。竜王の旗をはためかせたペリン、ファルムの作戦には参加していないので何していたのか不明なロイアル、そしてシエナールの兵士たち。シエナール兵のウーノとマセマはアル=ソアに忠誠を誓います。マセマはもともとアル=ソアを嫌っていたはずなのですが、今回の闇王と戦いをみてすっかり態度を変えました。いまや竜王様に陶酔しているぐらいにです。
アル=ソアはイングター卿の最期を讃え、ファル・ダーラの領主、アルゲマー公にイングター卿の功績を伝えるように言います。ヴァーリアの角笛が手に入ったのはイングター卿のおかげですからね。しかし、ファル・ダーラにとって今回のシエナール兵の出兵はなんの得があったのでしょうか、何もないですよね。アミルリン位に角笛を奪還せよと命じられただけなのです。ほんとアエズ・セダーイって偉そうにして人にあれこれ指図してきますよね。結構な嫌われ者です。
そんなアエズ・セダーイのモイレインが「全界の命運がかかっています、いつまで自分を隠しているつもりなのですか」と畳み掛けます。アル=ソアくん、お気の毒。そしてアル=ソアは竜王として名乗りをあげる決意をするのでした。