竜魔大戦 −4 歴史模様の糸−
※ネタバレを含みます、ご注意ください!
ティアにいるマットはメリリンの部屋を訪れます。この間、妖気のせいでカードに殺されそうになり、メリリンに異変はないか尋ねています。
マットやアル=ソアたちからすれば、メリリンは数少ない信用できる大人です。モイレインはアエズ・セダーイなので信用できないし、ラン様はまだいいけど、やっぱり護衛士ですからね。唯一の信用できる大人と言ってもいいかもしれません。
マットはティアを去りたいとメリリンに告げます。面倒なことに巻き込まれるのはまっぴらと思っています。でも、なにか去り難い力が働いているのです。それはマットが歴史の織り人というのと関係があるかもしれません。
それにモイレインはマットを見張っている感じです。アエズ・セダーイから逃れることなんて難しいのではないでしょうか。
ケーリエン国では大いなる勝負という策略をめぐらせる習慣があり、モイレインはケーリエン人です。だから策略をめぐらせるのは得意なはずです。ただ、メリリンも宮廷おかかえの吟遊詩人をしていたぐらいなので、大いなる勝負は得意です。マットのために一肌脱いでやろうか・・とメリリンは考えています。昔、甥っ子をなくした(その死にはアエズセダーイが絡んでいます)メリリンは、その時の罪滅ぼしになるかもしれないと考えています。
マットとメリリンは石並べをしながら、明日決行だと話しています。